2011年2月14日月曜日

七つの海のティコ 第06話 「シロナガスクジラに逢った日」

アニメの感想です。
「七つの海のティコ」は1994年に放送されたアニメ。
世界名作劇場としては初のオリジナル作品。



七つの海のティコ(1)~(9)(全39話)
出演: 林原めぐみ, 池田秀一, 緒方賢一, 水谷優子, 松井摩味

七つの海のティコ(2) [バンダイビジュアル] (DVD - 2001/08/25) 3,990円


<収録話>(全5話)
第06話 「シロナガスクジラに逢った日」
第07話 「大西洋の底トーマスひとりぼっち」
第08話 「ザイール川の沈没船 秘宝の謎」
第09話 「幻の地底湖に浮かぶ希望の船」
第10話 「ペペロンチーノ号が陸を走る!」

七つの海のティコ 第06話 「シロナガスクジラに逢った日」


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世界最大の生物シロナガスクジラとの出会い。
バハマで会ったトーマスとの再会、そして…。
美しい自然を大切にしたいという想いが至るところに溢れていました。

嵐の晩、宙づりのまま海に落ちそうになったアル。
船が揺れる様子が良く出ています。


アル「やっぱり無理だ!ちょっと泳いでくるよ」

諦めかけるアルを、命がけで助けようとするスコット。
とそこへ現れた謎の巨大生物。


謎の巨大生物が偶然助けたような形になっていますが、
もしかしたら…、想像力が広がるステキな演出でした。

翌朝、打って変わってカモメが舞う眩しい空。
こういう自然の描写は見事です。


海も穏やかになりティコが顔を見せます。
ナナミとティコが触れ合うシーンは何とも言えません。


シェリル 「ティコは嵐の時、どうしてるの?」
ナナミ 「海は少し深く潜れば表面の波に関係なく静かなの。ティコは下でじっとしてたんだと思う」

嵐の海に落ちたら、ティコでも助けられないんだそうです。
無事で何より。

そこへ現れたシロナガスクジラの姿に、歓喜の声を上げるナナミたち。
夕べの巨大な生物の正体はこのシロナガスクジラだと推測されます。
この構図、好きです。


アル 「はあ~珍しいな!こんな低緯度で」
ナナミ 「そうだ!ティコとそばまで行ってみよう!」
スコット 「アル行くぞ!」
アル 「オーケードーキ!」

ティコとナナミが生き生きと描かれていて見応えがあります。
偶然出くわしたイルカたちがそれを引き立てていました。


シロナガスクジラとナナミ&ティコ。
シロナガスコジラの優しそうな目。
この目だけで表情が見て取れます。


撃たれた銛を見つけたナナミは引き抜いてあげました。
ティコも一緒になって抜くところなんかは、この作品ならでは。


ナナミ 「じゃーね!」

場面は替わって、海洋ほ乳類の調査船を装うスコーピオン号。
調査銛(音波発信器)を取り付けた犯人はルコント博士たちでした。


ペペロンチーノ号とスコーピオン号。
アルが必死になって銛を撃つのを妨害しようとしています。


スコーピオン号の面々。
真ん中がルコント博士。 右が彼の息子のトーマス。


ペペロンチーノ号の面々。
左から、アル、ナナミ、スコット、シェリル。


スコット「ん?ルコントか…」
ルコント「ん?スコット…」

ナナミ「あれ?あの子!」
アル「バハマの嘘つき小僧!」
トーマス「あっ!イケない…」

シェリル「なんなの?みんな、ねえ…」

一人だけ仲間はずれのシェリルさん。
そして、画面にすら出てこなかったジェームス^^

その後、ペペロンチーノ号で会話をするスコットとルコント博士。
どうやら2人は大学の頃の知り合いのようです。

スコット 「生き物を切り刻み、一つの遺伝子の働きが解明されたところで、本物の生物がわかったことになどならない」

とても力強い台詞でした。

一方、アルとナナミ、シェリルたちは、トーマスの案内でスコーピオン号を探索。

トーマス 「僕は海が嫌いなんだ。でもパパの仕事だから」
アル 「嫌いだ!?嫌いになれるほど海のこと知ってんのか?」

トーマスに対するアルの説教が見応えありました。

ナナミ「アル、さっきは格好良かった」
アル「そうか?」
ナナミ「でも、ちょっぴり言い過ぎだったかもね」
アル「な~に!いい薬さ。しかしスゲー設備だったなあ。せめてキッチンだけでも交換しれくれねーかなあ」

アルは料理担当みたいです。
以前、マグロのステーキも焼いてましたし。

「この変な鯨の絵はなんだ?」
「ヒカリ鯨だ」
「光り輝く体表をもった鯨伝説が、世界中に形を変えて存在している」
「そんな夢物語をお前は信じるのか?」

と、突然鳴り響く地響き。

スコット 「海底地震のようだな」
シェリル 「地震?」
アル 「この辺は大西洋を縦に走る大海底山脈の真上だ」

海の中を調べようとスクイドボールを用意するスコットたち。
それを見ていたトーマスが、こっそりと船を抜け出して乗り込んでしまう。

こっそり忍び込むトーマス。
後ろw 後ろw なんでこれで見つからないのよ!?


スクイドボールに乗り込もうとするトーマス。


トーマス「何もできない弱虫じゃない! こんなの僕だって操縦できるさ!」

シェリル「みて!」
スコット「さっきの地震でできた津波だ!」

トーマスを乗せたままスクイドボール(潜水艇)が海の中に落ちてしまう…(終)

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<次回予告>
1000メートルの海の底に沈んだトーマス! 早くしないとスクイドボールの空気がなくなっちゃう! えっ!?海底火山が爆発するの? 次回「大西洋の底トーマスひとりぼっち」 絶対みてね!

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第6話 シロナガスクジラに逢った日(HIRAO'S HOME PAGE)

七つの海のティコ(Wikipedia)

<作品概要> 「七つの海のティコ」は1994年に放送されたアニメで、世界名作劇場としては初のオリジナル作品(シリーズ第20作目)。早くに母を亡くした主人公の少女・ナナミ、彼女の一番の友だちは赤ん坊の頃から一緒だったティコ(シャチ)。海洋生物学者の父・スコットや相棒のアルとともに、海洋調査船「ペペロンチーノ号」で世界中の海を旅している。旅の目的は伝説の生き物「ヒカリクジラ」を探すこと。途中、世間知らずのお嬢様・シェリルと執事・ジェームス、海が嫌いなトーマスを仲間に加えつつ、旅は続く。

<Amazon商品説明> 「地球には知られていない真実がまだたくさん隠されている」というテーマは心が躍る。科学万能社会に生きる子どもたちに“今”必要な物語は、こういう話なのかもしれない。世界のあちこちをまわっていく展開は単純に楽しい。ちなみに、ナナミの亡くなったお母さんは日本人という設定で、一行が日本を訪ねるというほほえましいエピソードもある(安川正吾)

<登場人物:仲間>
ナナミ(林原めぐみ):主人公の少女11歳。名前は「七つの海」に由来。母は日本人。
ティコ:ナナミの親友のシャチ。スコットが幼いティコを助けた日にナナミが生まれた。
スコット(池田秀一):ナナミの父。海洋学者。伝説のヒカリクジラを求めて旅している。
アルフォンゾ(緒方賢一):通称アル。船や機械全般に明るく料理も得意。
シェリル(水谷優子):メルビル財閥の一人娘。好奇心旺盛な大学生。気が強い。
ジェームス(増岡弘):メルビル家に仕える執事。イギリス人紳士。
トーマス(松井摩味):ルコント博士の息子10歳。コンピュータやゲームが得意。


<登場人物:GMC関係者>
ルコント博士(納谷六朗):GMCの研究者。スコットの大学時代の先輩。トーマスの父。
ナターリャ(川島千代子):GMCの女幹部。トロンチウムで生物兵器の開発を企む。
ゴロワ(山下啓介):GMCの一員。トロンチウムを入手のためにルコントを利用する。


<オリジナル音源による>世界名作劇場主題歌大全集-オープニング主題歌-(DVD付) (CD+DVD - 2010/6/23) 7,140円


世界名作劇場35周年記念!世界名作劇場オープニング&エンディング集(映像) (DVD - 2010/06/25) 2,940円

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