2012年4月28日土曜日

Dr.デュオ -Duo- 第1話「あきらめない」/大沢祐輔。

漫画の感想です。
ネタバレあるかもしれませんのでご注意ください。

Dr.デュオ -Duo-/大沢祐輔(原案協力:木下繁)。週刊少年マガジン本誌第21・22合併号(2012年4月25日発売)より新連載されている漫画です。

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Dr.デュオ -Duo- 第1話「あきらめない」。
新連載、命の強さを描いた医療漫画。
人命救助、迫力のあるオペ、面白かった!

Dr.デュオ~タイトル~

僕だけに見える天才医師---、
でもそれが、ユーレイだったら!?
「救え。」
最強タッグが命の現場へ---。

主人公は2人(ユーレイ+主人公)。
死んで幽霊になってしまった医師(基本はエロ)
東雲圭祐(しののめけいすけ)日本が誇る天才外科医と、
なぜか幽霊が見える普段は冴えない高校生(プラモオタク)
琴音介(ことねたすく)高校1年生。

俗にいうユーレイに取り付かれちゃったおかげで
才能開花しちゃったって話になるのでしょうか。

ヒロインは幼なじみの同級生。
竹内麻衣(たけうちまい)高校1年生。
美少女。色気むんむん。

竹内麻衣(幼なじみ)

一見、冴えないプラモオタク。もてなそう。
でも、近くにはいつも可愛いヒロインがいる。
ありそうでない人物関係、男心がくすぐられます。

そして、幽霊でパソコンの画面が見える
興味深かい発想だ。

2人の出逢いはある早春の大雪の晩・・・。
エロくて、生物テストで使える幽霊。
最初はそんなだった。

東雲圭祐(天才外科医ユーレイ)~エロVER~

いつものようにヒロインの家に拉致される主人公。
人の頼みごとは断れない性格らしい。

壊れてしまったロボットのおもちゃ。

天才外科医(ユーレイ)の見立てでは・・・
「右橈骨及び尺骨を骨折。左大腿を断裂。
 前頭骨の陥没が見られる・・無理だな!」

 ヾ(- -;)

冴えない高校生(プラモオタク)の見立てでは・・・
「大丈夫!これくらいラクショーよ!」

おもちゃロボのオペ(修復)中に、
なぜか突然突っ込んでくるトラック!

探偵モノでは、身近な所でよく殺人事件が発生しますが。
医療モノでは、人がよく怪我をする。しかも危険な状態。
やはり、これは宿命なのでしょう ...( = =) トオイメ

ガラスの破片が右太腿(ふともも)に・・・
こ、これはロボットの呪い?!

破片を抜こうとするのを真顔で止める天才外科医(ユーレイ)。

ガラス片が太腿動脈に触れているんだ、
もし動脈がガラスで切れていたら・・・
下手に引き抜けば、大出血して死ぬ。

安心してた所へ、大量の血が噴出す。
突然、緊張が走る事故現場。

「傷口に清潔な布を巻いて強く押さえろ!」
必死に押さえようとするも止まらない。
「足の下に何か置いて持ち上げるんだ」
直接圧迫では止まらない。
「傷口の上の方をベルトで締めて止血するんだ」
もっと強く!痛がっている!やりすぎじゃ?
「太腿は肉が厚い かえって出血を助長させちまうんだ」
破れたのが動脈だけならこれでおさえられるはず。
・・・
さらに大量の血が噴出す。静脈も破れていたか!
「せき止めたことで溜まった血が噴き出したんだ」

的確に指示を出しつつ、
疑問にも瞬時に答える天才外科医(ユーレイ)。
懸命に救助しつつ、必死で励ます主人公。

「まずいな この分だともうすぐ意識がなくなるぞ!」

気を失う。読みがまた的中・・・死!?
「次は?次はどうしたらいい!?」
「次は・・・・無いんだ・・・・」

天才外科医に肉体(カラダ)があれば救える・・・
しかし・・・

「信じられるか?」
「え・・・・?」
「どんな患者を前にしても必ず救える・・・・と」

東雲圭祐(天才外科医ユーレイ)~シリアスVER~

決断の時・・・

「怖くてたまらないんだよ 悪いか!?」
勇気を必死で振り絞る

琴音介(主人公プラモオタク)

ミネラルウォーター、生理食塩水代わり、傷口の洗浄に使う
うがい薬、消毒薬の代わり、別名ポビドンヨード液
文具カッター(プラモ用?)、メス代わり
塗装用の手袋、そして、ペンチ2つ

災害に役立ちそうだな情報を。ありがとう!
これも、東日本大震災の影響だろうか。

「こっから・・・・、・・・・ここ
 傷口にお前の指が三本入るくらいに切り開け
 深さは8ミリ・・・」

必死な形相の主人公に寄り添うユーレイ
(あ、やばい。やおい本のネタにされそうな構図を発見^^;)

「今度こそ 止まってくれ・・・・!!!!」
琴音介&東雲圭祐




ようやく救急隊員が駆けつけて・・・・見た壮絶な現場。

直接動脈をはさんで止血している・・・・!?
この子は一体・・・・何者なんだ・・!?

無事、助かった模様。
ホッと一安心したところでエンディングへ。

「臆病」と「勇気」は同居する
確かに、勇気は恐怖を感じたその先にあるのかもね。

緊張が走る現場。迫力のある人物描写。絶妙な視点の変化。
力の入った作品、最高でしたっ!

第2話「信じ抜け!!」(2012年23号掲載予定)

次回も、期待しています♪

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大沢祐輔先生のインタビュー記事より

大沢先生がデビューしたのは2年半前。
第82回新人漫画賞で『魔女とメガネと魔法陣』が佳作を受賞。
※マガジンSPECIAL 2009年No.7に掲載

次に描いた作品が『Little Big Doctor』
本作品のプレ掲載にあたる読切作品。
※マガジンSPECIAL 2012年No.1に掲載

デビューするまでは
女の子キャラが一人も出てこない漫画とかを描いて

・・・エロは期待できないかな・・・

お?デビュー作にはパンチラ入ってるゥ♪
描くの苦労したそうです。おつかれさま^^;

エロは生きる基本。命の源。心と体の強さの源。
そういえば、ボクも以前はニガテだったっけな。
共感してしまいました。

大沢先生がお手本にした参考書はこちら。
やさしい人物画』(マール社)
やさしい顔と手の描き方』(マール社)
パース!マンガで分かる遠近法』(マール社)

φ(.. )メモシテオコウ

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デビューしたすぐあとに、愛知県から上京
2人の先生のアシスタントに入る。

東直輝先生(マガジンSPECIAL『爆音伝説カブラギ』連載中)
奈良一平先生(別冊マガジン『ネコあね。』連載中)

大沢「毎日がいっぱいいっぱいで、ひとカケラも余裕がないんですが、がんばります」
ありがとうございます、期待しています!!

大沢先生が描く様子を連続写真で特別公開中

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